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大工と大道具の違い

こんにちは!

一年目の西川です!

普段舞台を設営している私たちは、業界において「大道具」と呼ばれています。

様々な道具を使い釘を打ったりボルトを締めたりと、大工に近い作業を行なっているのですが、実は物を組み上げる過程で決定的な違いがあります。

今回はそんな大工と大道具の違いについて話します。

大工が組み上げる家具や建物などに求められるのは、やはり強度です。

生活の中で長期にわたって使うわけですから、何十年、何百年と壊れにくい物を作り上げる必要があるわけです。

返って舞台美術において求められるのはバラシやすさです。

現場では時間が限られているので、表に見えている部分とは違って、裏側は案外シンプルな構造になっています。

壊れにくい物を作り上げる際は複雑な構造にする必要がありますが、こと舞台美術においては、見栄えが良く分解しやすければ良いわけですね!

危険性のない部分の釘を打つ際は頭を出して抜きやすくするといったこともしています。

バラシの際に幕などを釘で深々と打たれている釘を取るときは、かなりめんどくさいです….笑

今回は大工と大道具の違いについてご紹介しました。

私たちにとって違いのわからない仕事でも、実際にこういった微妙な違いがあると思うとまた見る目が変わりますね!

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