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月別アーカイブ: 2024年11月

flapjackのよもやま話~海外で大注目?!~

みなさんこんにちは!

株式会社Flapjackの更新担当の中西です!

 

さて今日は

flapjackのよもやま話~海外で大注目?!~

ということで、今回は、海外で注目される大道具の進化や、最新のトレンド、革新的な技術、そして成功事例について詳しく掘り下げていきます♪

 

大道具は、舞台芸術の中核を担う重要な要素です。

演劇、ミュージカル、オペラ、映画など、さまざまな表現の場で大道具は観客を魅了する空間を創り上げます。

近年、海外では伝統的な技術と最先端のテクノロジーを融合させた大道具が注目を集めており、クリエイティブな演出と技術革新が新しい可能性を切り開いています。

 


1. 大道具とは?

大道具とは、舞台や映画のセットを構成する装置や構造物のことを指します。

背景や建物、家具、移動式の仕掛けなど、物語の世界観を具現化するために必要不可欠な要素です。

 

  • 役割
    • 舞台や映画の雰囲気や時代背景を視覚的に伝える。
    • 俳優の動きや演技をサポートする。
    • ストーリーテリングの一部として観客を引き込む。

 


2. 海外で注目される大道具の最新トレンド

 

2.1 デジタル大道具

プロジェクションマッピングやLEDスクリーンを活用したデジタル大道具が増加しています。

 

  • 特徴
    • 動的で多彩な背景を瞬時に変更可能。
    • リアルタイムの映像操作で、インタラクティブな演出を実現。

 

  • 事例
    • ブロードウェイのミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』では、SNSのタイムラインやテキストメッセージが舞台背景として投影され、現代的な演出が話題に。

 

2.2 モジュール式大道具

分解可能で再利用可能な大道具が注目されています。

  • 特徴
    • 持ち運びが容易で、異なる公演での使用が可能。
    • 環境に配慮し、資材の無駄を最小限に抑える。

 

  • 事例
    • イギリスのナショナル・シアターでは、モジュール式セットを活用し、異なる劇場で同じ大道具を効率的に展開。

 

2.3 持続可能な大道具

環境問題への関心が高まる中、持続可能な資材を用いた大道具の製作が進んでいます。

 

  • 素材例
    • リサイクル木材や再生可能なファブリック。
    • 3Dプリンターで生成されたエコフレンドリーなパーツ。

 

  • 事例
    • オーストラリアのシドニー・オペラハウスでは、再生可能素材を使用したセットが導入され、カーボンフットプリント削減が実現。

 

2.4 ロボティクスと自動化

ロボティクス技術を活用し、動的な舞台演出が可能になっています。

 

  • 特徴
    • センサー制御で精密な動きが可能。
    • 舞台の転換やセットの移動をスムーズに実現。

 

  • 事例
    • ドイツのシュツットガルト・バレエ団では、舞台上に動くロボットアームを採用し、演者と機械の共演が新たな美的価値を提供。

 

2.5 インタラクティブ技術

観客との双方向コミュニケーションを可能にする技術が取り入れられています。

 

    • センサーやカメラを用いて、観客の動きや声に反応するセット。
    • AR(拡張現実)を使った観客参加型の演出。

 


3. 大道具製作における革新的な技術

 

3.1 プロジェクションマッピング

建物や背景に映像を投影し、リアルなセットをデジタルで表現する技術。

 

  • 利点
    • 実物のセットを用意するコストを削減。
    • 圧倒的な視覚効果で観客を魅了。

 

3.2 3Dプリンティング

複雑な形状のセットパーツや小道具を短期間で製作可能。

 

  • 利点
    • 製作時間の短縮。
    • 細部まで精密なデザインが実現。

 

3.3 モーションキャプチャー

俳優の動きをトラッキングし、大道具や映像にリアルタイムで反映。

 

  • 利点
    • ダイナミックな演出が可能。
    • 舞台と映像の一体感を向上。

 

3.4 拡張現実(AR)と仮想現実(VR)

舞台設計やリハーサルでの活用が広がっています。

 

  • 利点
    • セットの仮想デザインを視覚化して、事前に微調整。
    • 演者が舞台の完成形をイメージしやすくなる。

 


4. 海外の成功事例

 

4.1 『ハリー・ポッターと呪いの子』(ロンドン・ウェストエンド)

  • 特徴
    • 大掛かりな舞台転換や特殊効果を駆使し、魔法の世界を再現。
    • ロボティクスを用いた動く階段や自動昇降式の床。

 

  • 評価
    • リアルタイムで変化するセットが臨場感を生み出し、批評家や観客から高評価。

 

4.2 Cirque du Soleil(シルク・ドゥ・ソレイユ)

  • 特徴
    • 複雑な大道具とアクロバットが融合した舞台演出。
    • デジタル大道具やプロジェクションマッピングを多用。

 

  • 評価
    • 大道具の革新が、観客に新しい驚きと感動を提供。

 

4.3 『ライオンキング』(ブロードウェイ)

  • 特徴
    • アフリカの自然を表現するため、手作りのパペットや伝統工芸を用いた大道具。
    • アナログ技術とデジタル技術の融合。

 

  • 評価
    • 舞台デザインが物語を深め、芸術的価値を高めた。

 


5. 大道具製作の課題と未来

 

5.1 課題

  • コストの増加:高度な技術や素材の採用で製作コストが上昇。

 

  • 環境負荷:大量の資材廃棄やエネルギー消費が問題視されている。

 

  • 熟練人材の不足:新しい技術を習得した人材が不足。

 

5.2 未来の可能性

  • 持続可能な製作プロセス:リサイクル可能な素材やエネルギー効率の良い製作工程が主流になる。

 

  • AIの活用:セットデザインや効率的な製作プランニングにAIを導入。

 

  • 国際的なコラボレーション:文化や技術を共有し、グローバルな大道具製作が進化。

 


まとめ:大道具が創る未来の舞台

大道具は、観客を物語の世界に引き込む魔法のような存在です。

海外で注目される新しい技術やトレンドは、舞台芸術の表現力をさらに豊かにし、観客の心を揺さぶる体験を提供しています。

持続可能性やテクノロジーの進化とともに、大道具はこれからも舞台芸術の未来を切り拓いていくでしょう。

 

 

私たちflapjackでは自社の資材を使い丁寧に設営等を行っています!

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flapjackのよもやま話~魅力~

みなさんこんにちは!

株式会社Flapjackの更新担当の中西です!

 

さて今日は

flapjackのよもやま話~魅力~

ということで、我々、大道具を扱う業種の魅力についてご紹介♪

 

大道具(だいどうぐ)の魅力について語ると、その独特な存在感と演劇や映画、テレビの舞台裏で果たす重要な役割が挙げられます。

大道具は、劇場や映像のセットにおいて物語の舞台をリアルに再現し、観客や視聴者を物語の中に引き込む力を持っています。そんな大道具の魅力を具体的に紹介します。

 

1. 物語の世界観を形作る

大道具は、作品のテーマや舞台設定を物理的に表現するものです。

例えば、古代の宮殿や未来都市、自然の風景など、物語に合わせてあらゆる空間を再現することが可能です。

大道具がリアルであればあるほど、観客はその世界に没入しやすくなります。

また、セットの色彩や形状、質感などは物語の雰囲気を強調する役割も果たします。

 

2. 視覚的なインパクト

大道具は視覚的に圧倒されるような美しさや迫力を持っています。

観客が最初に目にするのはそのセットですから、印象的な大道具は物語への興味を一瞬で引きつけます。

例えば、劇場での大きな城や、映画の中でのリアルな街並みなど、視覚的なインパクトは観客に強く残ります。

 

3. 細部へのこだわりと職人技

大道具製作には細部へのこだわりが必要です。

実物に見えるように木材や金属、布などを加工し、特殊なペイント技術を使って年季の入った家具や建物のように見せたり、リアルな汚れや傷を再現したりします。

こうした手作業には高度な技術が必要で、舞台美術家や職人の手腕が光ります。

 

4. 俳優の演技を支える役割

大道具は単なる背景ではなく、俳優の演技にも影響を与えます。

例えば、階段を上がる音や、扉を開ける感触などがリアルであることで、俳優がより自然に役に入り込むことができ、観客にもそのリアルさが伝わります。

大道具が物語の一部として機能することで、俳優と観客の間にリアルなつながりが生まれます。

 

5. 現実と空想の境界を超える

大道具は、現実世界には存在しないものも作り上げることができるのが魅力です。

たとえば、魔法の世界や未来のテクノロジーを駆使した都市など、想像の中だけに存在する空間を具現化することで、観客は普段の生活では経験できない世界を体験できます。

 

6. チームワークと創造力

大道具の制作には、舞台美術家、セットデザイナー、大道具スタッフ、技術者など、多くの人々が協力します。

各分野の専門家が一丸となって一つのビジョンを実現するプロセスは、クリエイティブなチームワークの素晴らしさを表しています。

この協力があるからこそ、観客に感動を与える大道具が完成します。

 

大道具は、観客を物語の世界へ引き込み、想像力を刺激する力を持っています。

俳優や物語のための「舞台」として欠かせない存在であり、そのリアリティと美しさが観客の記憶に深く刻まれるものです。

 

縁の下の力持ちとはこのことかもしれません!

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舞台設営のポイント3つ

こんにちは!

一年目の西川です!

日々、私たちはプロとして様々なイベント・コンサートの舞台を作り上げています。

安心・安全な施工を心がけ、観客の皆様からみて見栄えの良い舞台を作り上げるには、常に意識しなければならないことがたくさんあります。

今回は、そんな舞台美術の施工においてよく聞く大事なポイントを3つご紹介します。

1.安全な舞台作り

舞台設営において最も大事なのがやはり安全性。

自立している部材が倒れてこないか、

人が通る導線の足元に物を置いていないか、

釘やビスといった怪我の元となる物が落ちていないか、

上に吊り上げる物に落下物が乗っていないか、

などなど、四方八方あらゆる場所に危険が紛れている可能性があるので、常に視野を広げながら作業を行わなければなりません。

周りの人を思いやりながら仕事をすると言う点では、全てにおいて通ずることですね!

2.段取り

舞台設営に使用する部材はどうしても大きく、スペースをとってしまう物が大半です。

イベント会場では時間と場所が限られています。

作業員も多く、他のセクションの方の物も置いてある中で部材をどのように置き、どのような順番で手をつけていくかが仕込みの効率を上げる鍵となっています。

大きいものを長時間同じ場所に置いてしまっては他の人の邪魔になり、

最悪の場合事故や怪我の原因となってしまいます。上に書いた安全な舞台作りと繋がりましたね。

必要な物をどのように置いて、どの順番で作業をしていくかを事前に確認しておくことが、安全かつ効率よく舞台作りを行う上で重要ということですね!

3.美しく観せる

安全性、効率と紹介していきましたが、やはり最も大切なのが「見栄え」です。

私たちの仕事はかっこよく、綺麗な舞台を作りお客様に非日常をお届けすることです。

優先順位をつけるわけではないですが、私たちの仕事の根本と言える部分なのです。

例えばピンと張らなければならない幕がシワになっていないか、木材でできた飾り同士をつなぐ際にずれていないかなど、お客様がライブに没頭する上で違和感がないか気にしなければなりません。

観客の皆様がお金と時間を割いて足を運んで下さって来ている訳ですから、失望させるわけにはいきません。

自分が設営に携わった舞台が完成した時、お客様を熱狂させた時、笑顔で帰るお客様を見た時、この時に感じる達成感こそ、このイベント・コンサート業界の醍醐味だと思います。

今回は舞台設営の3つのポイントを紹介しました!

今までこの業界で働いてきてよく聞くポイントを個人的にまとめたものですので、人によって違う部分もあると思いますが、今回は僕自身のメモのようなものだと思ってください。

今後も上記の3つのポイントを意識して、よりかっこいい業界人になります!!

よろしくお願いします!!!!!

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