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日別アーカイブ: 2024年12月23日

ツアーが終わりました!

こんにちは!

一年目の西川です!

実は私、約三ヶ月前からとあるアーティストのツアーに参加させて頂いていたのですが、つい先日、無事に全ての公演を終えました!

舞台の飾り物がとても大きいのですが、僕にとっては大きな飾り物は初めてだったので、とても緊張しました・・・・

とはいえ、ツアーなので各会場同じセットを組むわけですから、二回目以降は流れを掴んだ状態なので、割とスムーズに設営できました。

初めて行う作業も多く、基礎から応用まで大道具としてのノウハウが詰まった舞台の内容であり、一度組んだ舞台をまた違う会場で組む機会というのはなかなか無いので、予習復習を現場で行えるとても良い経験ができたと思います。

本番中に舞台のセットを大きく変える「転換」あったのでかなりメンタルも鍛えられました笑

僕にとっては中々大変な時期ではありましたが、今回の経験を経て、より一層成長できたと思っております。

これからも色んな現場に出向き、どんどん知識と経験を身につけていきます!

#大道具 #ライブ業界 #イベント #コンサート #千葉県 #千葉 #東京都 #東京

flapjackのよもやま話~未来への展望~

みなさんこんにちは!

株式会社Flapjackの更新担当の中西です!

 

さて今日は

flapjackのよもやま話~未来への展望~

ということで、今回は、近未来の大道具業界の展望について深掘りし、未来を形作る要素を解説します♪

 

テクノロジーとサステナビリティが生む新しい可能性

大道具業界は、舞台や映像、エンターテインメントの世界で欠かせない要素を担っています。観客や視聴者を物語の中に引き込み、没入感を提供する背景や装置は、時代の進化とともに大きな変化を遂げてきました。そして、近未来においては、テクノロジーの進化や環境への配慮が業界をさらに革新させるでしょう。


1. テクノロジーが生む大道具業界の革新

① デジタル技術のさらなる進化

  • プロジェクションマッピングの高度化:
    現在のプロジェクションマッピング技術が進化し、映像と物理的なセットがシームレスに融合。リアルタイムで動く背景や、観客の動きに応じて変化するインタラクティブなセットが一般化します。
  • 拡張現実(AR)と仮想現実(VR)の融合:
    ARやVR技術を取り入れたセットデザインが増加。観客が専用デバイスを使用することで、舞台上の大道具が無限の可能性を持つ仮想空間に変化します。

② AIを活用した大道具設計

  • 自動デザイン:
    AIがスクリプトやテーマを解析し、最適な大道具デザインを提案。これにより、デザイナーは創造的な部分に集中でき、効率化が進みます。
  • リアルタイム調整:
    AIが舞台監督や照明デザイナーの指示に応じて、大道具の動きや形状を自動調整。特にライブパフォーマンスでの即時対応が可能になります。

③ ロボティクスと自動化

  • 自動移動セット:
    ロボットが大道具を正確かつ迅速に移動させる技術が普及。舞台転換が効率的になるだけでなく、複雑な動きを伴う演出が実現します。
  • モーションコントロール装置:
    高度なモーションコントロール技術により、大道具が振動や傾きなどのリアルな動きをシミュレーション。映画やライブショーでの迫力が向上します。

2. 環境配慮とサステナビリティ

① 再利用とリサイクルの推進

  • 持続可能な素材の利用:
    生分解性プラスチックやリサイクル可能な木材、金属が大道具に使用され、環境負荷を軽減します。
  • セットの再利用:
    一度使用したセットを分解・再構築して新たな舞台に活用するシステムが一般化。これにより、制作コストの削減と廃棄物の削減が実現します。

② エネルギー効率の向上

  • スマートエネルギー管理:
    LED照明や省電力モーターを使用し、大道具やセットの動作に必要なエネルギーを最小限に抑えます。
  • エネルギー回収システム:
    大道具の動きや舞台装置の振動から発電する仕組みが導入され、エネルギー効率が向上します。

③ 環境に優しいペイントと加工技術

  • エコフレンドリーな塗料:
    VOC(揮発性有機化合物)を含まない塗料が主流となり、作業環境の安全性も向上します。
  • デジタル加工技術:
    レーザー加工や3Dプリンターを活用し、無駄を出さない精密な製作が可能になります。

3. 新しい表現手法と観客体験の変化

① インタラクティブな体験型舞台

  • 観客との相互作用:
    センサーやカメラを用いて、観客の動きや反応を取り入れたインタラクティブな大道具が増加。観客自身が舞台演出の一部となる新しい体験が提供されます。
  • マルチスクリーンの活用:
    舞台全体がスクリーンとして機能し、観客が視点を自由に切り替えられる没入型の舞台が可能に。

② ミニマリズムと象徴的デザイン

  • シンプルかつ効果的な表現:
    大規模なセットに頼らず、象徴的なアイテムや光の使い方で物語を表現する手法が注目されます。
  • 技術との融合:
    ミニマルなセットにプロジェクションマッピングや照明効果を組み合わせることで、視覚的なインパクトを与えます。

③ 多文化融合のデザイン

  • グローバルな影響:
    国際的な交流が進む中、各国の文化や芸術を取り入れた多様性のある大道具デザインが増加します。
  • 例:
    和の要素とデジタル技術を組み合わせた未来的な能舞台のセット。

4. 大道具制作の未来の働き方

① リモートコラボレーション

  • デジタルツールの活用:
    世界中のデザイナーや職人がオンラインでコラボレーションし、デザインや設計がリアルタイムで共有可能に。
  • クラウドベースのプロジェクト管理:
    設計図や進捗状況をクラウドで管理し、物理的な距離を超えた効率的な制作が可能になります。

② 専門職の高度化

  • 新しいスキルの習得:
    大道具スタッフには、3Dモデリングやプログラミングなど、テクノロジーに関する新しいスキルが求められます。
  • 職業の細分化:
    AI管理者、ロボットオペレーター、デジタルデザイナーなど、新しい職種が生まれるでしょう。

③ 自動化による効率化

  • 生産プロセスの自動化:
    3Dプリンターやロボットアームを使った自動化が進み、制作スピードが向上します。
  • 品質管理の向上:
    AIが制作物を検査し、高品質な大道具を迅速に提供できる仕組みが整います。

5. 大道具業界が社会に与える影響

① エンターテインメントの新時代

大道具の進化は、舞台や映画だけでなく、テーマパークや展示会、イベント空間にも大きな影響を与えます。観客の体験価値が向上し、エンターテインメント業界全体の発展を促進します。

② 教育や福祉分野への応用

  • 教育現場:
    学校の演劇や学習環境で、テクノロジーを活用した大道具が導入され、創造的な学びを促進します。
  • 医療と福祉:
    リハビリや精神的ケアの一環として、インタラクティブな大道具が使用される可能性があります。

まとめ

近未来の大道具業界は、テクノロジーとサステナビリティを軸に、かつてないスピードで進化を遂げるでしょう。AIやロボティクス、デジタル技術の導入により効率化が進む一方で、環境への配慮や新しい表現手法の探求が求められます。また、大道具の可能性はエンターテインメントだけにとどまらず、教育や福祉分野にも広がりを見せるでしょう。

未来の大道具業界は、観客や視聴者に驚きと感動を提供するだけでなく、持続可能で多様性を尊重した新しい価値観を創出する存在へと成長していくに違いありません。

 

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